施工会社の選び方

施工会社選びは慎重に

改修工事において、施工会社選定は成否を左右する非常に重要な項目です。
データ収集やヒアリングなどを積極的に行い、多角的に検討し、信頼のできる施工会社を選びましょう。
当社のコンサルティングは『公正に選ぶ』ことを主眼とし、施工会社の施工能力、企業安定性、企業体質、技術者評価、品質管理体制、管理組合及び居住者対応、書類管理能力など複数の視点から、管理組合が総合的に判断するために必要なデータ提供及び技術的アドバイスなどの第三者機関としてのサポートを行っております。
1.経営状態が健全であること
工事だけでなくアフター保証などを安心して任せるためにも、経営状態が安定した健全な会社を選びましょう。
財務諸表や信用調査データなどでチェックすると良いでしょう。
当社では公的評価(経営事項審査通知評価点等)・民間データ(帝国データバンク等)・独自調査データなど複数のデータをご提供しています。
2.適正な見積価格であること
安いだけで選ぶことは非常に危険です。一定基準に満たない施工会社は避けましょう。
3.発注する建物の規模と同等の改修実績が多く、発注者に評価されていること
改修工事は、新築の工事とは異なり、居住者が生活している中での工事のため、新築専門会社では対応力に差が出ます。改修実績の多い会社を選びましょう。
4.アフター対応の専門部署があり、点検補修を確実に実施していること
アフターメンテナンスや保証期間中の相談など、改修工事後も安心して任せられる部門があると良いでしょう。
5.一括下請けに出さず分離発注し技術的な管理ができること
必要に応じて技術の高いところやコストを削減できる部分を見極め分離発注し、それらをまとめる管理力のある会社が望ましいと考えます。
6.協力会社との関係が良好で、認定技能者を多数招集できること
協力会社との関係が良好な会社は、技能者も集まります。高品質な工事には適切な施工環境が必要です。
7.現場代理人の経験、対応力、人柄が評価できること
住みながらの改修工事では、居住者対応が技術評価よりも優先されるケースもあり、現場代理人の評価はとても重要です。
また現場代理人は協力会社を監理し指導する重要な役割を担っていますので、良い現場代理人選びは良質な完成品を受け取る条件でもあります。
8.検査及び品質管理体制が整っていること
検査責任者が明確に定められ、かつ品質保持に対する認識が高い会社を選びましょう。
9.提案力があること
設計図書通りに施工を行うことはもちろん大切ですが、工事内容について品質向上や耐用年数延伸、居住環境の向上等について、管理組合にとってよりよい提案や施工を行うことができるような会社が管理組合のパートナーとしてふさわしいと考えます。

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